川口市(蕨) 「すし研究所」ホ-ムペ-ジへよく私は、寿司とラ-メンは一緒だ、と言います。
ラ-メンは、供されてからすぐに食べないと、当然伸びてしまいますし、ス-プも段々ぬるくなっていきます。時間が経てば経つほど、どんなに美味しい熱々のラ-メンも、美味しさは失われていってしまいます。
押し寿司など例外もありますが、寿司も、「握りたて」が最高です。
当店では、握りたてのシャリの温度に、とても気を配っています。出前はともかく、せっかくお店で召し上がって頂くのですから、口の中でネタと一体となってはらりとほどける人肌のシャリを、お出し出来るよう心掛けています。
私の店では、料理の構成上、テ-ブル席を主にしています。
お酒を飲みながら、ゆっくり召し上がって頂くお客様がメインになっております。大変ありがたいことです。当然お寿司も、ゆっくり召し上って頂くことが多いです。
そのため、一人前をいっぺんにお出ししてしまうと、テ-ブルの上で会話が途切れるまで1時間位そのまま、ということがよくあります。
お食事には、接待など色々なケ-スがありますので一概には言えませんが、握り手としてはやっぱり、エアコンの風にさらされ、時間と共に乾いていく寿司を見ているのは悲しいです。1時間後、カピカピに乾いたネタと、カチカチに冷たくなってしまったシャリの寿司を、お客様が召し上がるのを見るは、つらいです。
そのような経験から、当店ではテ-ブル席のお客様にも、握りたてを召し上がって頂くため、お客様の召し上がるスピ-ドを拝見しながら、少しずつお出しすることにしています。
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